星のメール


     星のメール1


星の好きな少女がいました。
少女の家は、アルプスの山々が目の前にみえる
丘の上にありました。
夜になると、少女は外へでて、星をみます。
広々とした空には、たくさんの星が、きらきら
輝いていました。



少女は「オリオン座」が大好き。
おとうさんが最初に教えてくれた星、それがオ
リオン座でした。
「オリオンはね、美男子で力持ち。
その上、狩がとても上手だったのだよ。
でも、オリオンは人々にもてはやされているう
ちに、ごうまんになってしまった。
そして、最後はアポロンの妹に、殺されてしま
ったのだよ」
おとうさんは、少女にこんな話をしてくれました。




「ほら、あそこにきらきら輝いている明るい星が
あるだろ。あれが金星だ。金星は、明けの明星と
か、宵の明星とかよばれているのだよ」
「みてごらん。あそこにダブリュという文字にみ
える星があるだろ。あの星は、カシオペヤだよ」
おとうさんは、少女にいろいろな星を教えてくれ
ます。
少女は、おとうさんから星の話を聞くのが、大好
きでした。


つづく


「星のメール」については、みほようこの日記
で、何度か書きました。


    こちらをどうぞ。
 

  
http://d.hatena.ne.jp/youko510/20050220#p1


http://d.hatena.ne.jp/youko510/20051120#p1