星のメール1
http://d.hatena.ne.jp/youko510/20081201#p1
「星のメール」より
夜になり、やっと雪がやみました。
少女は外へでて、空をみました。
雪で清められた空は、海のように
真っ青。
そして、空には宝石のような星が、
きらっきらっと輝いていました。
「わー、なんて美しい星だろう!!
こんな美しい星は、みたことがない」
少女は、宝石のように輝いている星
にみとれていました。
「この美しい星を、少年にみせてあ
げたい」
少女はそう思いました。
しかし、目の見えない少年には、ど
う思っても星は見えないのです。
「何か良い方法はないかしら?
こんな美しい星を見たら、少年は驚
くだろうな」
少女は、そっとつぶやきました。
すると・・・。
どこからか声が聞こえました。
「少女よ、私がお手伝いしてあげよう」
少女は、あたりをみまわしました。
しかし、誰もいません。
少女は、もう一度空をみあげました。