母の短歌36


脱サラをして君が拓きし羊牧場

   ひろびろとして若葉明るき



春日光あはあはと射すわさび畑

   畝間の水の澄みて流るる



すこやかに生きむと願ふ朝あさに

   梅干しにて茶を飲むも楽しき



三キロの梅にて作りし梅肉エキス

   飯茶碗一杯のみなるに驚く