2009-01-24 母の短歌73 短歌 藤浪の匂へる下を通り来し 吾が目に眩し馬酔木の若葉 先生の「続一日詠集」が思ひ見ぬ 遺歌集となりてしまひぬ 木曾見茶屋の峠に立てば若葉の谷と 猫柳の綿毛舞ひ上がりくる 生き形見と笑ひくれたるエプロンをかけて 友の葬りの手伝ひをする