2016-12-03 古事記神話「古事記物語」 童話 八岐大蛇 3 「八岐大蛇は、どんな姿をしている のだ」 「それはもう恐ろしい怪物で。目は、 ホオズキのように真っ赤。一つの体 に、頭と尾が八つ。体には、桧や杉 の木がはえていて、こけがびっしり。 長さは、八つの谷と八つの山ほど。 腹には血がついており、赤くただれ ています」 話を聞いた命は、しばらく考えこん でいました。 「よし。わしが、八岐大蛇を退治し てあげよう」 「えっ、八岐大蛇を退治してくださ るのですか」 つづく