古事記神話「古事記物語」


     国譲り 6


そして、大声で返事をしました。
「父上。この国を、天照大御神
御子に譲ったらどうでしょうか」
そういうと、言代主神はのってき
た船をふんでかたむけ、天の逆手
を打ちました。



すると、その船は青々した柴垣に
なりました。
言代主神は、大国主命にむかって
頭をさげると、柴垣の中へかくれ
てしまいました。


         つづく