2017-06-06 海彦山彦 童話 豊玉比売 1 しばらく行くと、大きな宮殿がみ えてきました。 「あれが、海の神の宮殿にちがい ない」 山彦は、ほっとしました。 宮殿についた山彦は、桂の木を探 しその木に登り、海の神の娘がや ってくるのをじっと待ちました。 二時間後。 海の神の娘・豊玉比売の侍女が、美 しい瓶を持って水をくみにきました。 侍女が水をくもうとした時、井戸の 中がぴかっと光りました。 つづく