2017-06-05 海彦山彦 童話 海彦山彦 9 「綿津見神とは?」 「海の神様じゃ。宮殿の入口に、 大きな井戸がある。そのそばに、 桂の木があるので、木に登って 待っているがいい。そうすれば、 海の神の娘がそなたをみつけて くれるだろう。そして、相談にのっ てくれるだろう」 「ありがとうございました。では、 海の神の宮殿へ行ってきます」 「山彦よ、気をつけていくのじゃよ」 塩椎神は、山彦の姿がみえなく なるまで見送ってくれました。 つづく