2017-08-04 竹取物語 童話 くらもちの皇子と蓬莱の玉の枝 15 くらもちの皇子は、まさか金工た ちがかぐや姫の家にまで押しかけ てくると思っていなかったので、 びっくりしあわてています。 このさわぎをかぐや姫が聞き、金 工が差し出した文を読むと、こん なことが書いてありました。 「くらもちの皇子は、千日の間、身分 の低い金工たちと同じ家に隠れ住み、 立派な玉の枝を作らせました。 そして、玉の枝が完成したら、官職 をくれるといいました。 つづく