帝、かぐや姫の昇天を確かめる 14
「なぜ見送りをしなくてはならな
いのだ。悲しくて、見送りなどで
きない。なぜじいを捨てて、月へ
帰ってしまうのか。じいも一緒に
連れていっておくれ」
おじいさんが泣いている姿をみて、
かぐや姫はとほうにくれました。
「じい、手紙を書いて、お別れし
ます。私を思い出した時には、手
紙を読んでくださいね」といって、
姫は泣きながら、おじいさんに手
紙を書きました。
つづく
最初からよみたいかたは
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20170628