2017-10-22 竹取物語 童話 帝、かぐや姫の昇天を確かめる 15 「私が、人間の国に生まれていた ならば、二人といつまでも一緒に 暮らせたでしょう。ほんとうに残念 です。私が着ていた着物を、形見 に置いていくのでみてください。 月がでた夜は、月をながめてくだ さいね。大切に育てていただいた のに、このような形で、月に帰って 行くのは、心苦しく思います。空か ら落ちてしまいそうな、そんな気持 です」 つづく