2017-11-09 火とぼし山 童話 次郎、西の村へ 10 年頃になった二人は、いつしか強 く心をひかれるようになっていた のです。 三日後。 次郎は、西の村へ引っ越していき ました。 「次郎さん。約束を忘れないでね。 七日後、会えるのを楽しみにして いるわ」 「おらも、きよちゃんに会えるの を、楽しみにしているよ」 次郎は、なごりおしそうに、西の 村へ引っ越していきました。 つづく