2017-12-04 火とぼし山 童話 月に一度の出会い 5 「うまいっ」 次郎は、こんなおいしい酒を飲ん だのは、初めてでした。 会うたびに、きよちゃんが持って くる酒が熱くなっている。 きよの自分に対する思いが、日ご とに強くなっていることに気づき、 きよちゃんの気持は、うれしい。 おらも、きよちゃんが大好きだ。 でも、次郎は、心のどこかで不安 を感じていました。 つづく