2017-12-11 火とぼし山 童話 月に一度の出会い 12 数日後。 明神さまは、湖のほとりで、ま た娘をみかけました。 娘は、西山にむかって、なにか しゃべっています。 「次郎さん。元気? 今、何を しているの。一カ月も、次郎さん に会えないなんて、私さみしい。 一日も早く、次郎さんに会いたい。 白鷺のように羽があれば、毎日 でも次郎さんの所へ飛んでいけ るのにね」と。 つづく