2017-12-29 火とぼし山 童話 次郎の見合い 11 おまえのことを、あんなに思って くれるおなごは、ほかにいないか らのぅ」 明神さまは、心の中で次郎に話し かけました。 「きよと次郎は、これからどうな るのだろう。若い二人が離れて 暮らしていると、いつしか心まで 離れてしまうのだろうか」 明神さまは、心の中でそっとつぶ やきました。 つづく