女神さまからのおくりもの

[童話]女神さまからのおくりもの


プロローグ 4


「清太に限らず、どの人も自分の魂
と同じ人を選らび、こどもにしても
らうのじゃ」
「出発は、いつでしょうか」
「二十日後」
「えっ、二十日後?」



「そうじゃ。急なことで悪いのぅ。
どうしても、ふくと一緒に、あちら
の国へ行ってほしいのだ。あちら
へ行ったら、いろいろなことを経
験しておいで。じゃあ、清太頼ん
だぞ」
こうして、清太は、あわただしく
あちらの国へ行くことになりました。


       つづく