女神さまからのおくりもの

[童話]女神さまからのおくりもの


 女神さまからのおくりもの 10


第一章 白駒は、誰の馬? 4


しかし、あせってみてもしかたが
ない。
とうちゃんは、倒れている木の株
に腰をおろし休んだ。
そして、手伝いのばあやがにぎっ
てくれたむすびを食べた。



その後。
再び帰る道を探し、山の中を歩いた。
しばらくすると、「こっちですよー」
という声が。女のひとのやさしい声
だった。
声のした方へ歩いて行くと、突然目
の前に大きな湖があらわれた。
青く澄んだ美しい湖だった。


        つづく