[童話]女神さまからのおくりもの
女神さまからのおくりもの 62
第四章 ゆうすげの花咲く高原で 13
「山の中に、そんな美しい湖がある
んだね。おらも、その湖を見たいな」
山の中にある青く澄んだ大きな湖。
真っ赤に紅葉している楓。
その姿が、湖にうつっている。
清太は、そんな景色を想像し、わく
わくしました。
「いつか、きよちゃんと一緒に、そ
の湖を見に行きたいな」
「とうちゃんが、湖のまわりを歩い
ていると、生まれたばかりの白い馬
が、足にけがをしてたおれていたん
だって。
つづく