女神さまからのおくりもの

[童話]女神さまからのおくりもの


女神さまからのおくりもの 31


第三章 座禅草が咲いている高原で 4


「私は、『いやぁー、山の神様ぁー、
お願いだぁー』という木遣りの歌が、
今でも耳に残っているわ」


「おらは、宮川の近くの丘の上から、
川越しをみた。御柱が川を無事渡り
終えた時は、感激したな」
清太は、川越しの様子をくわしく話
してくれました。


「川越しも、木落としも、命がけな
でしょうね」


       つづく