女神さまからのおくりもの

[童話]女神さまからのおくりもの


女神さまからのおくりもの 32


第三章 座禅草が咲いている高原で 5


「祭のたびに、何人もけが人がでる。
時には、亡くなる人もある。山奥か
ら巨大な樅の木をひいてきて、四つ
の神社に四本ずつ大きな柱を建てる。
御柱祭って、ふしぎなお祭だね」
きよと清太は、何年か前にみた御柱
祭を、なつかしく思い出しました。


「諏訪の神様は、何とよばれている
か、知っている?」
「明神さまでしょ」


      つづく