2018-01-04 火とぼし山 童話 湖を泳ぐ娘 5 「達者な泳ぎだから、深みにでも はまらない限り、大丈夫でしょ。 魚が泳いでいるような、みごとな 泳ぎね」 きよの泳ぎをみて、手長が感心し たようにいいました。 すると・・・。 「あっ、次郎さんだ。約束通り、 火をたいてくれたのね。ありが とう、次郎さん。今、行くからねー」 きよが、大声でさけびました。 みると、西の山に、小さな火が ともっています。 つづく