2018-01-03 火とぼし山 童話 湖を泳ぐ娘 4 「私には、きよの気持が、よくわ かるわ。危険をおかしてまでも、 一分でも早く、大好きな人に会い たいという気持。男のあなたには、 わからないでしょうね」 手長がいいました。 「わしにだって、わかるさ。でも、 こんな夜中に、湖を泳いで渡るな んて危険すぎる。深みにはまった ら、どうするんじゃ。諏訪湖には、 深い淵になっている場所があるか らのぅ」 足長が、心配していいました。 つづく