2018-01-08 火とぼし山 童話 湖を泳ぐ娘 9 「きよちゃん。いくら明るくても、 昼間とはちがうんだよ」 「たとえ、真っ暗でも、次郎さん がともしてくれる火を目印に泳い でくるから平気よ」 きよのことばを聞き、自分がとも す火が、どんなに大切な火である かということを、次郎は知りました。そして、「きよちゃんは、おらがと もす火を目印に、ここへたどりつ いているのだな」と、次郎は思い ました。 つづく