2018-01-07 火とぼし山 童話 湖を泳ぐ娘 8 「きよちゃんが泳ぎが達者だと いうことは、おらも知っている。 でも、夜中に湖を泳ぐなんて危 険だ。深みにはまって、おぼれ たらどうするの。死んでしまうよ。 きよちゃん、むちゃなことはしな いでね」 次郎が心配していいました。 「だいじょうぶ、次郎さん。気をつ けて泳ぐから。今夜は明るかった から、泳ぎやすかったわ。湖の水 が、きらきら光って、とてもきれい だった」 きよがいいました。 つづく