2018-02-02 火とぼし山 童話 新しい出発 11 「じゃあ、今度はあちら側をさ がそう」 「あなた。うずにまきこまれな いように、気をつけてね。それ にしても、きよはどこへ行って しまったのでしょう。淵の奥深 く沈んでしまったのかしら」 手長は、うずの中を、何度もか きまわしました。 しかし、何の手ごたえもありま せん。 どのくらいの時間がすぎたので しょうか。 手長の手に、何かひっかかりま した。 つづく