[童話]星のメール
星のメール 8
「何だ、これは・・・」
空をみたおとうさんは、びっくりしてさけびました。
そうです。
大空には、誰かが号令をかけたかのように、星がぎ
ょうぎよく並んでいたのです。
星がきらっきらっと光る所を読んでいくと、
「こ・ん・ば・ん・は。
ぼく・生まれて・はじめて・星を・みました。
星って・本当に・きれいですね。
なんで・目のみえない・ぼくに・星が・みえるのか
・わからないけれど・ぼくの・目には・はっきり・
星が・みえます。
いつも・点字の・手紙を・ありがとう」
なんと、星が点字のようにならんでいたのです。
つづく