2019-08-29 星のメール 童話 [童話]星のメール 星のメール 3 夏休みのある日。 少女は、おとうさんと霧が峰高原へ行きました。 その帰り、諏訪湖のほとりで、一人の少年に会 いました。 少年は十六才。 生まれた時から、目が見えないそうです。 でも、頑張り屋の少年は、普通の高校へ通って いました。 「ぼくは目がみえません」 少年がそういわなかったならば、 少女は、少年が目が不自由だということを知ら ずにいたかもしれません。 それ位、少年の動作は自然でした。 つづく