2019-10-30 黄金色のまゆ玉 童話 [童話]黄金色のまゆ玉 黄金色のまゆ玉 1 星のきれいな夜でした。 みしっ、みしっ。 ぱりっ。 バリバリッ。 ばしゃっ。 諏訪湖の方から、大きな音が聞こえてきました。 「何の音だろう?」 「氷が割れたような音だが」 「だれか湖に落ちたのだろうか」 人々は、驚いて外へとびだしました。 みると、氷の上をだれか歩いています。 「氷の上を歩いている人は、だれだろう?」 「うす暗くて、だれだかわからんわ」 つづく