開善寺の早梅の精

[童話]開善寺の早梅の精


開善寺の早梅の精 2


信州は、冬の寒さが厳しく、春の訪れが遅い
地でした。
そんな中、開善寺の早梅は、冬至前後に花が
咲きます。
早く咲く梅として有名でした。


小笠原貞宗は、時の帝・後醍醐天皇に、早梅
をおくりました。
天皇はたいそう喜び、その梅に「信濃梅」と
名づけました。
後醍醐天皇によって、信濃梅と名づけられた
梅は、開善寺の早梅として有名になりました。


        つづく