[童話]こんこんきつね・るみ
こんこんきつね・るみ 4
やっと、一軒の家をみつけました。
その家の窓は、なぜか厚いカーテンでおおわれ
ています。
「太陽がでているのに、なぜカーテンをあけな
いのだろう?」
るみは、ふしぎに思いました。
玄関のチャイムをおしてみました。
しかし、誰もでてきません。
裏へまわり、家の中をそっとのぞいてみると、
うす暗い部屋の中に誰かいるようでした。
るみは「こんこん、こんこん」と、ないてみま
した。
すると、少年が窓から顔をだしました。
つづく