除夜の鐘聞きつつ小石に心こめ 般若心経書き入れてゆく 吾子の合格発表待つ二週間 望みと恐れもちてわれ過ぐ 庭の松鮮やかに映るを楽しみて 朝な朝なに廊下をみがく 庭隅の萌黄の中にさつきのみ 燃え立つ如く紅に咲く
「花のほほえみ」より 柿の実
ふしぎな鈴8 姫が十才になった春のある日。 姫は庭へでて、満開の桜をじっと ながめていました。 そして、おとうさんからもらった 桜の鈴を、何回かふってみました。 「リーン・リーン・リーン…」 姫が七回鈴をふった時、どこから か話し声が聞こえてきまし…
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