2008-12-19から1日間の記事一覧

母の短歌37

非農家の吾も二十六日ぶりの雨を 喜び茄子の追肥をする 日曜日の朝教会に集ひくる 人びとの顔穏やかに見ゆ 在りし日に夫の植ゑたる白紫陽花 株張りて咲く五たびの夏 梅雨の晴れ間ひく庭にふさふさと 玉葱黍は赤き毛を立てる

柿の実

「花のほほえみ」より 柿の実

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴37 かなは、校長先生の「おはよう」 という声を聞くと、心の中がぱっ と明るくなるような気がしました。 校長先生は、まわりにいる人々を、 元気にしてしまうふしぎな人でした。 五月初めの日曜日。 かなは愛犬のりゅうと、丘の上の 山桜をみに…