かへりくる言葉は少し間のあれど ペルーの汝の声受話器に近し 赤彦の「家ひくくして道広し」の額 かかげある店に木曾土産買ふ この冬のきびしき寒さに凍み枯れて 月桂樹の葉風に鳴りをり 無人化となりたる駅に牛乳瓶の 水仙の花に心和み待つ
ふしぎな鈴43 「どうして、かなはこの桜の鈴の ことを知っているの?」 「とうちゃんがなくなる時、小桜 姫さまは二つの鈴を大切にしてい たのだよって、話してくれたから」 「そうだったのか…。 かな、おとうさんがそういったのか。 この鈴はね、小桜姫が…
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