2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

井戸で鳴く黄金色のにわとり

井戸で鳴く黄金色のにわとり12 一箇所火を消しても、すぐまた 別の所から火の手があがります。 城のあちこちが、すごい勢いで 燃えはじめました。 城の中は、もうもうと煙がたち こめています。 「姫さま。さあ早く、あっちへ 逃げましょう」 姫はこっこを…

りゅうのひみつ日記

9月13日 かんそう[童話]ライオンめざめるを読んだよ 声も聞こえるんだよ おしまい ライオンめざめる4 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100913#p1 初めて読んでくださったかたへ http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100910#p2 信州の「霧ケ峰高原」を訪れ…

井戸で鳴く黄金色のにわとり

井戸で鳴く黄金色のにわとり11 「びゅーん」 「ばしっ」 「びゅーん」 「びゅーん」 「ばしゃ」 織田の兵士たちは、矢の先に火 をつけ、城にむかって矢をはな ちます。 火のついた矢が、何百本と城に むかってとんできました。 城のあちこちから、火の手が…

りゅうのひみつ日記

9月13日 かんそう[童話]ライオンめざめるを読んだよライオンのロケットが入れるみたい おしまい ライオンめざめる3 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100912#p1 初めて読んでくださったかたへ http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100910#p2 信州の「霧ケ…

秋明菊

「花のほほえみ」より 秋明菊

井戸で鳴く黄金色のにわとり

井戸で鳴く黄金色のにわとり10 「ひひーん」 「ひひーん」 馬のなき声も聞こえます。 「おー」 「おぅー」 兵士たちの声も、風にのって聞こ えてきます。 信忠がひきいる織田の軍勢は、数 万。こちらは、たったの数百。 援軍が到着したとしても、軍勢は せ…

りゅうのひみつ日記

9月12日 かんそう[童話]ライオンめざめるを読んだよおとうさんが西の国へ旅をするみたい おしまい ライオンめざめる2 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100911#p2 初めて読んでくださったかたへ http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100910#p2 信州の「霧…

井戸で鳴く黄金色のにわとり

井戸で鳴く黄金色のにわとり9 「みなのもの、いよいよ戦が始ま るぞー。三河の織田軍との戦じゃ」 信廉が、みんなにむかって、大声 でさけびました。 城内は、騒然となりました。 「静まれー。落ちつくのじゃ」 信廉の声で、城内は静かになりま した。 「大…

井戸で鳴く黄金色のにわとり

井戸で鳴く黄金色のにわとり8 「飯田城の保科が、高遠城へ逃亡 した」 こんな知らせが、毎日のように、 信廉の元へ届きました。 「いよいよ、次はわが城か」 信廉は、小声でつぶやきました。 「城代さま。大変でございます」 天守閣でみはりをしていた人が…

井戸で鳴く黄金色のにわとり

井戸で鳴く黄金色のにわとり7 「信忠か。てごわい相手じゃのぅ。 いつ伊那谷にせめてくるのだろうか」 「さあ、わかりません。 戦の準備をしておくようにとの知ら せでございます」 信廉が、知らせにきた人と、小声で 話していました。 織田信忠といえば、…

井戸で鳴く黄金色のにわとり

井戸で鳴く黄金色のにわとり6 大島城も、ここ数年は平和でした。 「姫。これは、おじいさまの絵だ よ。おじいさまに、にているかな」 「おとうさま。おじいさまにそっ くりだわ」 姫のことばを聞き、信廉はうれし そうでした。 「こんな平和な世の中が、い…

りゅうのひみつ日記

9月8日 かんそう[植物]ぎぼしをよんだ 花がほほえむのかー おしまい ぎぼし http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100908#p1 他の花の写真も、どうぞ。 http://f.hatena.ne.jp/youko510/ http://f.hatena.ne.jp/dowakan/

井戸で鳴く黄金色のにわとり

井戸で鳴く黄金色のにわとり5 「こっこ、おいでー」 こっこは、「こっこっこ」と鳴き ながら、姫の後をついてきます。 「私は、歌をよみ、絵を描いてい るおとうさまが、大好き。 でも、戦に行くおとうさまは、大 嫌い。 おとうさまたちは、なぜ戦をする の…

井戸で鳴く黄金色のにわとり

井戸で鳴く黄金色のにわとり4 「まあ、いいだろう。でも、くれ ぐれも気をつけておくれ。 それから、もう一つ、大蛇ケ淵へ、 近づかないように」 「なぜ淵に行ってはいけないの」 「淵には、何かいるらしい」 「何がいるの?」 「大きな蛇がいるらしい。 だ…

井戸で鳴く黄金色のにわとり

井戸で鳴く黄金色のにわとり3 「あっ、こっこの声。 こっこ、おはよう」 姫は、にわとりの声で、目がさめ ました。 「姫さまのにわとりが鳴いている。 さあ、おきなくては」 城に住んでいる人たちは、にわとり の声でおきました。 夏のある日。 「姫、ちょ…

りゅうのひみつ日記

9月5日 よんだ[童話]笛の音よ、永久にひびけを読んだ 笛でいるんだよ おしまい 笛の音よ、永久にひびけ16 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100905#p1 初めて読んでくださったかたへ http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100821#p2 「笛の音よ、永久にひ…

井戸で鳴く黄金色のにわとり

井戸で鳴く黄金色のにわとり2 夜明け前。 東の空に輝いていた金星が、南ア ルプスの山の向こうへ消えていき ました。 東の空が、だんだんに明るくなっ てきました。 そして、山が、墨色から濃い青色 に変わりました。 「ばさっ」 黄金色のにわとりが、空に…

ばら園のばら

「花のほほえみ」より ばら

井戸で鳴く黄金色のにわとり

井戸で鳴く黄金色のにわとり1 昔、信州の伊那谷に、大島城とい う城がありました。 「大蛇ケ城」とも、「台城」ともよ ばれています。 城は、「大蛇ケ淵」をのぞむ段丘の 高台にありました。 元亀二年。 甲斐の武田信玄は、飯田城代の秋 山信友に命じ、大島城…

りゅうのひみつ日記

9月2日 かんそう[童話]笛の音よ、永久にひびけを読んだよ 音色がするみたい おしまい 笛の音よ、永久にひびけ14 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100903#p2 初めて読んでくださったかたへ http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100821#p2 「笛の音よ、永…

赤とんぼ

「花のほほえみ」より 赤とんぼ

りゅうのひみつ日記

9月1日 よんだ[童話]笛の音よ、永久にひびけを読んだ 川にすむんだよ おしまい 笛の音よ、永久にひびけ11 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100831#p1 初めて読んでくださったかたへ http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100821#p2 「笛の音よ、永久にひ…

ばら

「白ばら」なのに、つぼみの時は 薄いピンク色。 「花のほほえみ」より ばら

しゅうかいどう

「花のほほえみ」より しゅうかいどう

竜の姿をみた少女

童話「竜の姿をみた少女」を読 んでいただきありがとうござい ました。 感想は、「コメント欄」へ。 「竜の姿をみた少女」より 「がばっ」 「がば、がばっ」 「ばしゃっ」 遠くで大きな音がしました。 そして、湖に大きな波がたちま した。 「なんだろう?」…