竜の姿をみた少女13
「ぴゅー、ぴゅぅー」
湖の方から、涼しい風が吹いてきました。
「わぁー、いい風!」
「いい風じゃのぅ」
二人は、同時にさけびました。
「かな。おまえは、信じていた人に、
うらぎられたことがあるかな」
「はい、あります」
「だれにうらぎられたの」
「一番仲が良かった友だち。友だちは
ね、しらかば湖に竜がいるといいねと
いっていたのに、いつのまにか竜なん
ていないというようになったの。
あんなに楽しそうに、竜の話をしてい
たのに・・・。なぜだろう」
つづく
童話「竜の姿をみた少女」は、童話
「竜神になった三郎」の続編。
童話「竜神になった三郎」は、
みほようこの二冊目の童話集「竜神に
なった三郎」に収録されています。
童話「竜神になった三郎」
http://www.geocities.jp/dowakan/saburou1.html
童話集「竜神になった三郎」
http://www.geocities.jp/dowakan/douwasyuu2.html
http://www.bk1.co.jp/product/2434727