ふしぎな鈴


  ふしぎな鈴39


校長先生はその話を知っていまし
たが、「ほうー」「それで」「それ
からどうしたの」といいながら、か
なのたどたどしい話を、最後まで
聞いてくれました。



話し終わったかなは、おとうさん
からもらった桃の鈴を、校長先生
にみせました。
「リーン、リーン、コロンころん」
「リーン、リーン、コロンころん」



鈴の音を聞いた校長先生は、はっと
しました。
「私はどこかでこの鈴の音を聞いた
ことがある。どこで聞いたのだろう
か?」
しかし、どこで聞いたのか、校長先
生には思い出せませんでした。


            つづく



     昨日の分は、こちら。


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20081220#p1



「ふしぎな鈴」は、みほようこ
三冊目の童話。
2005年9月、「鳥影社」から
発行されました。









リーン・リーン・リーン。…
五百年の時をへて、心やさしい小
桜姫と現代の少女をむすぶ、美し
い鈴の音が聞こえる。
信州諏訪の「風の神様」が、そっ
と教えてくれたお話。



http://www.bk1.jp/product/02593627



「鳥影社」へ直接注文することも
できます。
    
   送料は無料です。


http://www.choeisha.com/