2009-02-27 母の短歌107 短歌 梅雨明けの窓開け放ちしこの夕べ 素足に畳の感触清し 顔も見ず逝きたる夫の墓前に 帰国せし孫娘ふかぶかとぬかづく かへるなき過去を漸く諦めの つけば下り来て庭に水まく 夫逝きし日のごと残暑厳しくて 韮の白花夕日に匂ふ