女神さまからのおくりもの63
「それはそうと、清太はきよのこ
とをどう思っているんだい」
「清太さんの気持をたしかめたこ
とはないから、わからないわ。
でも、清太さんは、私のことが好
きだと思う」
きよは、そう答えました。
「そうか。清太を、ここへよんで
おいで」
「はい」
きよは、清太をよびに行きました。
「清太さん。とうちゃんがよんで
いるわ」
「長者が?」
「清太さんに、何か聞きたいこと
があるって」
「おらに聞きたいことって、何だ
ろう」
清太は、長者の部屋へいそぎました。
つづく
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女神さまからのおくりもの1