女神さまとの約束


   女神さまとの約束50


何事もなく、二日間が過ぎました。
三日目の朝のことです。
「とんとん、とんとん」
戸をたたく音がしました。



でてみると、白駒でした。
白駒は、かなしそうな顔をして立っ
ています。
ふくは、こんなかなしそうな白駒の
顔をみたことがありません。



ふくは、誰かにあやつられるように、
すぅーと白駒の背にのせられました。
「ひひーん」
白駒は、かなしそうな声でなくと、
すごいいきおいで走りだしました。
 

             つづく



     昨日の分は、こちら


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20090820#p1




  初めて読んでくださったかたへ


     女神さまとの約束1


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20090703#p1