古事記神話「古事記物語」


    国譲り 12


柴垣の中へ隠れ、二度と姿をみせ
ない事代主神がどうなったのか、
それもわかりません。



諏訪へ逃げた建御名方神だけは、
諏訪の地で生きのびることができ
ました。
建御名方神は、妃の八坂刀売神
こどもたちともに、諏訪の人々が
暮らしやすい豊かな国を作ってい
きました。



後に、建御名方神は、諏訪大社
祭神になりました。
狩猟の神・農耕の神・風の神など
といわれ、今も諏訪の人々に慕わ
れています。


       つづく