2017-08-17 竹取物語 童話 阿倍の右大臣と火鼠の皮衣 9 おじいさんは、安倍に「娘がこの ようにいっております」と伝えま した。 すると、安倍が、 「この皮衣は、唐にもなかった物 を、やっとの思いで手に入れた物。 かぐや姫は、何を疑っているので しょう」と、いいました。 その後。 皮衣を火にくべると、めらめらと 焼けてしまいました。 「焼けてしまったから、これは偽 物ですね」 おじいさんが、安倍にいいました。 安倍は、青ざめた顔で座っています。 つづく