2017-11-19 火とぼし山 童話 湖の氷の上を歩く娘 1 北風が吹く寒い季節になりました。 諏訪湖には、氷がはっています。 今日は、次郎と会う日。 きよは、湖の氷の上を歩いて行こ うと思いました。 でも、湖の氷は薄く、氷の上にの ぼると、「みしっ」「ばりっ」と音が します。 こんな寒い日に、湖に落ちれば死 んでしまいます。 きよは、氷の厚そうな所をみつけ、 そろそろと歩いていきました。 「おや? 氷の上を、誰か歩いて くる。誰だろう」 明神さまは、あわてて岸にあがり ました。 つづく