2017-11-20 火とぼし山 童話 湖の氷の上を歩く娘 2 明神さまは、諏訪地方を守って いる神様。 農耕の神様・狩猟の神様・風の 神様ともいわれています。 明神さまは、下諏訪に住んでい る奥さんの所へ行く途中でした。 「娘か。こんな寒い夜、あの娘 はどこへ行くのだろう」 娘のことが気になった明神さま は、そっと後をつけました。 「みしっ」 「ばりっ」 娘が歩くたびに、氷の割れる音 がします。 つづく