女神さまからのおくりもの

[童話]女神さまからのおくりもの


女神さまからのおくりもの 16


第一章 白駒は、誰の馬? 10


白駒が一才になると、きよは白駒の
背に乗り、八ヶ岳のふもとの高原を
走りまわりました。


白駒は、足の速い、人の気持がよく
わかる馬でした。
とくに、きよのいうことは、何でも
わかるようです。
そんな白駒を、きよと吉衛門は、宝
物のように大切にしています。


         つづく