女神さまからのおくりもの

[童話]女神さまからのおくりもの


女神さまからのおくりもの 22


第二章 諏訪からきた少年 6


そして、白駒が外へ飛び出しました。
白駒の背には、美しい女のひとが乗っています。
「あのひとは、誰だろう。白駒、どこへ行くの。
待ってー」
清太は、自分の声で目がさめました。
「夢か・・・」


白駒のことが心配になった清太は、馬小屋へ急
ぎました。
小屋をのぞいた清太は、心臓がとまるくらいび
っくりしました。
白駒がいません。


        つづく