2018-02-22 火とぼし山 童話 新しい出発 31 すると、 「きよ、静岡へついたかな。お まえはこれからそこで暮らすの じゃ。わしの友だちのばあさん と一緒にな。きよ、記憶がもど ったら、いつでも諏訪へもどっ ておいで。待っているぞ」 どこからか、明神さまの声が聞 こえてきました。 「きよ、こっちの方角が、諏訪 だよ。さみしくなったら、足長 とよんでください。すぐとんで きますから」 つづく