日本武尊と明神さまの弓

[童話]日本武尊と明神さまの弓


日本武尊と明神さまの弓 13


老人はふとんを出すと、寝床をつくってくれ
ました。
「さあ、ゆっくり休みなさい」
「ありがとうございます。それでは休ませて
いただきます」
たけるは、眠りにつきました。


どの位の時間がすぎたのでしょうか。
「ビューン」
「バシッ」
「ビューン」
「ビューン」
「ばしっ」
どこからか、弓をひく音が聞こえてきました。


        つづく