星のメール

[童話]星のメール


星のメール 7


すると・・・。

どこからか声が聞こえました。

「少女よ、私がお手伝いしてあげよう」

少女は、あたりをみまわしました。

しかし、誰もいません。

少女は、もう一度空をみあげました。


そういえば、今夜のオリオン座は、なんとなく

変でした。

いつもと形がちがっています。

よくみると、オリオン座だけではなく、

すべての星が、一ヶ所に集まっているようにみ
えました。

「おとうさん、早くきてー。星が変なの」

少女は、大声でおとうさんをよびました。


           つづく