黄金色のまゆ玉

[童話]黄金色のまゆ玉


黄金色のまゆ玉 14


明神さまは、黄金色のまゆ玉を、とても大
切にしています。
愛する奥さんにも、手をふれさせないほど、
黄金色のまゆ玉を大切にしていたのです。


明神さまは、黄金色のまゆ玉を手にするた
びに、「諏訪地方の人々が、無事でくらせ
ますように。そして、人々が幸せになれま
すように」
「お米やあわ・豆・野菜などがたくさんと
れますように」
「桑がすくすく育ち、よいまゆがたくさん
とれますように」と、祈りました。


         つづく