2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

花のほほえみ

こすもす

花のほほえみ

こすもす

じいじとせみ

[童話]じいじとせみ 7 次の日の夜。 じいじは、ばあば一人に見守られて、遠い国 へ旅立ちました。 そうしきの日にも、「みーん、ミーンミーン」 と、せみがにぎやかに鳴いていました。 あれからニ十年。 じいじからせみをとってもらったぼうやは、 この夏…

花のほほえみ

こすもす

花のほほえみ

こすもすつぼみ

じいじとせみ

[童話]じいじとせみ 6 ばあばが急いで病院へかけつけると、真っ青 な顔でベッドに横になっていました。 「ぼうやにこのせみをわたしておくれ」 じいじは、紙袋に入ったせみをわたしました。 こんな体になっても、まだぼうやと約束した ことを守ろうとして…

花のほほえみ

こすもす

花のほほえみ

こすもす咲き始め

じいじとせみ

[童話]じいじとせみ 5 「ぼうやにせみをとってあげなくては…」 じいじは、思いついたように、急に立ちあがり ました。 「もう少し休んでいけばいいのに」 ばあばはとめましたが、じいじは急いで家に帰 って行きました。 しかし、それがじいじの元気な最後…

花のほほえみ

こすもす

花のほほえみ

こすもす

じいじとせみ

[童話]じいじとせみ じいじとせみ 4 ぼうやは、大きなすんだ目をしていました。 「元気で丈夫な、心のやさしい子に育って ほしい」 じいじは、そう思いました。 ばあばは「元気な男の子が生まれてよかっ たね」といいました。 じいじは、あきもせず、ぼう…

花のほほえみ

秋明菊

花のほほえみ

秋明菊

じいじとせみ

[童話]じいじとせみ じいじとせみ 3 びっくりするほどたくさんの雨が降りました。 ひあがった地面は、雨を全部すいとってしま いました。 その雨で、庭の木や花がいきかえりました。 強い雨が降った次の日。 まちにまったまごが生まれました。 じいじによ…

花のほほえみ

こすもす

花のほほえみ

こすもす

じいじとせみ

[童話]じいじとせみ じいじとせみ 2 長い間雨が降らないので、木も花もぐったり。 元気がいいのは、せみだけ。 「六年も土の中にいたのだもの、せみだって 元気に鳴きたいだろう。そうだ、まごが生ま れたら、蝉の声を聞かせてあげよう」 じいじは、もう…

花のほほえみ

こすもす

花のほほえみ

こすもす

じいじとせみ

[童話]じいじとせみ じいじとせみ 1 暑い夏の昼さがり。 「ぱさっ」 庭の松の木に、何かとまりました。 「みーん、ミーン、ミーン」 とつぜん、せみが鳴き始めました。 「せみか…」 じいじは、庭におりて、松の木をみあげました。 小さなせみが、体中で鳴…

花のほほえみ

こすもす

富士山の好きな少女

[童話]富士山の好きな少女 富士山の好きな少女 8 「このはなさくや姫さま、すてきな首かざり をありがとうございました」 かながお礼をいった時、姫さまの姿は消えて いました。 かわりに、空から、たくさんの桜の花びらが、 ひらひら舞いながら落ちてき…

花のほほえみ

こすもす

花のほほえみ

こすもす

花のほほえみ

こすもす咲き始め

富士山の好きな少女

[童話]富士山の好きな少女 富士山の好きな少女 7 今日は、大切にしている首かざりを、あなたに あげましょう。これは、ダイヤモンド富士とい って、この世に一つしかない宝石です。この首 かざりを身につけていると、どんな苦しいこと も、悲しいことも、…

花のほほえみ

こすもす咲き始め

花のほほえみ

こすもす

富士山の好きな少女

[童話]富士山の好きな少女 富士山の好きな少女 6 湖面をみると、富士山と黄金色の太陽が、さかさ に映っています。 その時、うす青色の富士山が、「ぱっ」とあざや かな桃色に変わりました。 そして、桜の花の香りが、ぷーんとしてきました。 すると・・…